溶接アーク光による眼障害
衛生管理者(第一種)「紫外線による電気性眼炎」の問題
アーク溶接の光を遮光なしで見続けた作業者が、数時間後に強い眼の痛みと充血を訴えた。考えられる障害はどれか。
1電気性眼炎で、アーク光に含まれる紫外線により角膜や結膜が障害され、遅れて強い痛みを生じる。
2白内障で、アーク光の紫外線により水晶体が一日で白濁したものと考えられる。
3緑内障で、アーク光を見たことで眼圧が急に上がり視野が欠けたものと考えられる障害。
4色覚異常で、強い光を見たために色の見分けが急につかなくなる障害が生じたものと考えられている。
5網膜剥離で、アーク光の刺激により網膜が一時的に剥がれて充血と痛みを生じたものと考えられる障害。
正解
1.電気性眼炎で、アーク光に含まれる紫外線により角膜や結膜が障害され、遅れて強い痛みを生じる。
電気性眼炎はアーク溶接光に含まれる紫外線により角膜や結膜が障害される急性の眼炎で、ばく露の数時間後に強い痛みや充血、流涙を生じるのが特徴である。
?選択肢ごとの解説
1 ○電気性眼炎はアーク溶接光に含まれる紫外線により角膜や結膜が障害される急性の眼炎で、ばく露の数時間後に強い痛みや充血、流涙を生じるのが特徴である。
2 ×白内障とするのは誤り。白内障は長期のばく露で水晶体が混濁するもので、一日で生じる急性症状ではない。
3 ×緑内障とするのは誤り。緑内障は眼圧上昇による疾患で、アーク光による急性眼炎とは機序が異なる。
4 ×色覚異常とするのは誤り。アーク光ばく露の急性障害は色覚異常ではなく電気性眼炎である。
5 ×網膜剥離とするのは誤り。痛みと充血を伴う急性障害は角膜・結膜の電気性眼炎による。
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