一酸化炭素の毒性機序
衛生管理者(第一種)「一酸化炭素のヘモグロビン親和性」の問題
一酸化炭素が低濃度でも危険とされるのは、その毒性機序に理由がある。最も適切な説明はどれか。
1一酸化炭素は皮膚から吸収されやすく、血流を介して全身に急速に拡散するためとされる。
2一酸化炭素は水によく溶け、気道の粘膜を強く刺激して肺水腫を起こすためとされている。
3一酸化炭素は空気よりも著しく軽いため、天井付近に滞留して逃げ場を失わせるためと説明されている事項である。
4一酸化炭素は酸素よりヘモグロビンと強く結びつき、酸素の運搬を妨げて組織を酸素欠乏にする。
5一酸化炭素は強い臭気で警告を与えるため、低い濃度では吸入し続けることは少ないとされている事項である。
正解
4.一酸化炭素は酸素よりヘモグロビンと強く結びつき、酸素の運搬を妨げて組織を酸素欠乏にする。
一酸化炭素はヘモグロビンとの結合力が酸素より著しく強く、低濃度でも血液の酸素運搬能を奪うため、組織が酸素欠乏に陥り危険となる。
?選択肢ごとの解説
1 ×皮膚吸収が主とするのは誤り。一酸化炭素は主に吸入で体内に入り、毒性はヘモグロビン結合による。
2 ×水溶性で肺水腫を起こすためとするのは誤り。一酸化炭素の毒性は酸素運搬の阻害による。
3 ×空気より著しく軽く天井に滞留するためとするのは誤り。一酸化炭素の比重は空気とほぼ同程度である。
4 ○一酸化炭素はヘモグロビンとの結合力が酸素より著しく強く、低濃度でも血液の酸素運搬能を奪うため、組織が酸素欠乏に陥り危険となる。
5 ×強い臭気で警告とするのは誤り。一酸化炭素は無色無臭で気づきにくいことが危険要因である。
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