金属ヒュームによる発熱
衛生管理者(第一種)「金属熱」の問題
亜鉛や銅のヒュームを吸入した作業者に、当日夕方から発熱と悪寒が現れた。最も考えられる健康障害はどれか。
1金属熱で、亜鉛などのヒューム吸入の数時間後に発熱や悪寒を生じ、通常は翌日までに回復する。
2鉛中毒で、亜鉛ヒュームの吸入により貧血や腹部の疝痛を生じたものと考えられる。
3酸素欠乏症で、亜鉛ヒュームが周囲の酸素を消費した結果生じた症状と考えられる。
4じん肺で、亜鉛ヒュームが肺胞に長年沈着し線維化を生じて慢性に経過したものと考えられる症状である。
5皮膚障害で、亜鉛ヒュームが皮膚に付着して接触性皮膚炎を起こし発熱したものと考えられる症状である。
正解
1.金属熱で、亜鉛などのヒューム吸入の数時間後に発熱や悪寒を生じ、通常は翌日までに回復する。
金属熱は亜鉛や銅などの金属ヒュームを吸入した数時間後に発熱・悪寒・関節痛などを生じる急性反応で、ばく露を断てば通常は翌日までに回復する。
?選択肢ごとの解説
1 ○金属熱は亜鉛や銅などの金属ヒュームを吸入した数時間後に発熱・悪寒・関節痛などを生じる急性反応で、ばく露を断てば通常は翌日までに回復する。
2 ×鉛中毒とするのは誤り。鉛は貧血や疝痛を生じるが、亜鉛ヒューム吸入後の一過性発熱は金属熱である。
3 ×酸素欠乏症とするのは誤り。亜鉛ヒュームが酸素を奪うわけではなく、発熱は金属熱による。
4 ×じん肺とするのは誤り。じん肺は粉じんの長期吸入による慢性疾患で、当日の発熱は説明できない。
5 ×皮膚障害とするのは誤り。発熱・悪寒は吸入による全身反応で、皮膚の接触炎では説明できない。
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