ばく露経路
衛生管理者(第一種)「化学物質の経皮吸収」の問題
化学物質の経皮吸収に関する記述として、衛生上最も適切なものはどれか。
1有機溶剤の中には皮膚から吸収されて全身に影響を及ぼすものがあり、皮膚の保護が重要である。
2化学物質は皮膚からは一切吸収されることがなく、ばく露の経路は吸入と経口の二つだけに限られるとされている。
3経皮吸収による影響は接触した皮膚だけに限られ、全身性の中毒を起こすことはないとされる。
4皮膚が健常であれば、脂溶性の高い物質であっても全く吸収されることはないと位置づけられる。
5経皮吸収は呼吸用保護具を着ければ完全に防げるため、皮膚の防護を考える必要はないとされる。
正解
1.有機溶剤の中には皮膚から吸収されて全身に影響を及ぼすものがあり、皮膚の保護が重要である。
有機溶剤や一部の農薬などには皮膚から吸収されて血流に入り全身に影響を及ぼすものがあり、吸入対策だけでなく防護衣や保護手袋による皮膚の保護が重要となる。
?選択肢ごとの解説
1 ○有機溶剤や一部の農薬などには皮膚から吸収されて血流に入り全身に影響を及ぼすものがあり、吸入対策だけでなく防護衣や保護手袋による皮膚の保護が重要となる。
2 ×皮膚から一切吸収されないとするのは誤り。脂溶性物質などは皮膚から吸収され全身に作用する。
3 ×影響が接触皮膚に限られ全身中毒を起こさないとするのは誤り。経皮吸収は全身性の中毒を起こしうる。
4 ×健常皮膚なら脂溶性物質も吸収されないとするのは誤り。脂溶性が高い物質は健常皮膚からも吸収される。
5 ×呼吸用保護具で完全に防げ皮膚防護が不要とするのは誤り。経皮吸収には皮膚の防護が別途必要である。
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