有機リン剤の健康影響

衛生管理者(第一種)有機リン中毒」の問題

労働衛生(有害業務に係るもの含む)有機リン剤の健康影響難易度:normal
有機リン剤による健康障害に関する記述として、衛生上最も適切なものはどれか。
1有機リン剤は体内のコリンエステラーゼを活性化し、瞳孔が散大して口が渇くのが特徴である。
2有機リン中毒ではコリンエステラーゼ阻害により、縮瞳、発汗、流涎などの症状がみられる。
3有機リン剤は皮膚からは吸収されず、誤って飲み込んだ場合のみ中毒を起こすとされている。
4有機リン中毒の主症状は造血障害による貧血で、神経系への作用はないと考えられている。
5有機リン剤は揮発しないため吸入による中毒はなく、皮膚の刺激症状だけが問題となるとされる。
正解
2有機リン中毒ではコリンエステラーゼ阻害により、縮瞳、発汗、流涎などの症状がみられる。

有機リン剤は体内のコリンエステラーゼを阻害してアセチルコリンを蓄積させ、副交感神経が過剰に刺激された縮瞳、発汗、流涎、腹痛などのムスカリン様症状を起こす。

?選択肢ごとの解説

1 ×コリンエステラーゼを活性化し瞳孔散大とするのは誤り。有機リン剤は同酵素を阻害し、瞳孔は縮小する。
2 ○有機リン剤は体内のコリンエステラーゼを阻害してアセチルコリンを蓄積させ、副交感神経が過剰に刺激された縮瞳、発汗、流涎、腹痛などのムスカリン様症状を起こす。
3 ×皮膚から吸収されず経口のみとするのは誤り。有機リン剤は経皮・吸入でも吸収され中毒を起こす。
4 ×主症状が貧血で神経作用がないとするのは誤り。有機リン中毒は神経伝達物質の蓄積による神経症状が主体である。
5 ×揮発せず吸入中毒がないとするのは誤り。蒸気やミストの吸入でも中毒を生じうる。
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ukamiru 過去問 · 衛生管理者(第一種) · eisei-1-eisei-w2-0012

【衛生管理者(第一種)】有機リン中毒の問題と解答・解説|ukamiru 過去問