硫化水素の健康影響
衛生管理者(第一種)「硫化水素中毒」の問題
硫化水素による健康障害に関する記述として、衛生上最も適切なものはどれか。
1硫化水素は高濃度になると嗅覚が麻痺して臭気を感じなくなり、意識消失や呼吸停止を起こす。
2硫化水素は無臭の気体で、低濃度でも高濃度でも臭いによる危険の察知はできないとされる。
3硫化水素は空気より軽いため上方にたまりやすく、ピットの底部では危険が小さいとされる。
4硫化水素は化学的に極めて不活性で、生体に取り込まれても毒性を示すことはないと位置づけられる。
5硫化水素中毒は皮膚炎が中心で、神経系や呼吸器に急性の影響を及ぼすことはないとされる。
正解
1.硫化水素は高濃度になると嗅覚が麻痺して臭気を感じなくなり、意識消失や呼吸停止を起こす。
硫化水素は低濃度では腐卵臭を放つが、高濃度では嗅覚神経が麻痺して臭気を感じなくなり、さらに高濃度では意識消失や呼吸停止(ノックダウン)を急激に起こす。
?選択肢ごとの解説
1 ○硫化水素は低濃度では腐卵臭を放つが、高濃度では嗅覚神経が麻痺して臭気を感じなくなり、さらに高濃度では意識消失や呼吸停止(ノックダウン)を急激に起こす。
2 ×無臭で臭いの察知ができないとするのは誤り。低濃度では特有の腐卵臭があり、高濃度で麻痺して感じなくなる。
3 ×空気より軽く底部は安全とするのは誤り。硫化水素は空気より重く、ピットの底部などの低所にたまりやすい。
4 ×不活性で毒性がないとするのは誤り。硫化水素は細胞呼吸を阻害する強い毒性ガスである。
5 ×皮膚炎が中心で神経・呼吸器に急性影響がないとするのは誤り。硫化水素は急性に中枢神経と呼吸を抑制する。
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