有害化学物質の性状

衛生管理者(第一種)粉じん」の問題

労働衛生(有害業務に係るもの含む)有害化学物質の性状難易度:normal
作業環境における有害物質とその健康影響に関する記述として、衛生上正しいものはどれか。
1遊離けい酸を含む粉じんを長期に吸入すると、肺の線維化を主体とするけい肺を生じることがある。
2一酸化炭素は血液中の赤血球を直接破壊することにより、溶血性の貧血を主たる症状として起こすとする誤りで、結合による窒息と溶血を混同している。
3有機溶剤はいずれも水溶性が高く、皮膚からは全く吸収されず経気道のみから体内に入るとされる。
4鉛は体内に入っても蓄積せず速やかに排泄されるため、慢性中毒を起こすことはないとされている。
5石綿は粒径が大きく肺胞まで到達しないため、肺がんや中皮腫の原因とはならないとされている。
正解
1遊離けい酸を含む粉じんを長期に吸入すると、肺の線維化を主体とするけい肺を生じることがある。

結晶質シリカ(遊離けい酸)を含む粉じんを長期に吸入すると、肺胞でマクロファージが反応し膠原線維が増殖して、けい肺と呼ばれる線維増殖性のじん肺を生じる。これは粉じん障害の典型である。

?選択肢ごとの解説

1 ○結晶質シリカ(遊離けい酸)を含む粉じんを長期に吸入すると、肺胞でマクロファージが反応し膠原線維が増殖して、けい肺と呼ばれる線維増殖性のじん肺を生じる。これは粉じん障害の典型である。
2 ×一酸化炭素はヘモグロビンと強く結合して酸素運搬を阻害するもので、赤血球を直接破壊する溶血性貧血ではない。
3 ×有機溶剤は脂溶性が高く皮膚からも吸収される。水溶性で経気道のみとするのは誤り。
4 ×鉛は骨などに蓄積し排泄が遅く、慢性中毒(貧血・末梢神経障害等)を起こす。蓄積しないとするのは誤り。
5 ×石綿は微細な繊維で肺胞深部まで達し、肺がん・中皮腫の原因となる。原因とならないとするのは誤り。
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ukamiru 過去問 · 衛生管理者(第一種) · eisei-1-eisei-0001

【衛生管理者(第一種)】粉じんの問題と解答・解説|ukamiru 過去問